サラセニア 花の構造と受粉
サラセニア・レウコフィラ(Sarracenia.leucophylla)の花が咲きました
実はゴールデンウィークくらいから咲いてるんですがまあそれはそれということで
去年の11月くらいに東海集会で手に入れたもの
若干春の動き出しが遅いような気もしましたが今は順調に生育しています
今年はどれだけ大きくなってくれるか楽しみでたまりませんね
ベランダの発泡スチロール箱に水張ってあとは放置というだけのお手軽栽培ですけど
花の構造
サラセニアの花の構造なんですが、こいつなかなか変な仕組みをしていやがります
例のごとくきったねぇ図を書いてみました
中心の膨らんでいる玉みたいなものが子房で、種ができるところです
外側から見て花びらみたいなのが二種類ついてますが
覆いかぶさっているようにみえるのが「がく」(図では便宜上緑です)
唇みたい垂れ下がって見えるのが本当の花びらです(同ピンク)
で、みんな気になる雄しべと雌しべ(というか柱頭)ですがそれぞれ青と赤の部分になります
おい何だこれ、雌しべどうなってるんだって話です
ひっくり返した傘みたいなやつが雌しべでその先っぽの小さい突起が柱頭
雄しべはがく花びら雌しべに覆われて捲らないとと見えないです
こんなんで受粉できるのかと思いますが虫媒介なので虫が頑張ってくれるみたいです
食虫植物の花の構造全般については「カラー版 食虫植物図鑑」が詳しいです
受粉作業
やっぱり実生がしたいということでサラセニアの受粉作業をしましょう
さっきの図じゃわからんのじゃという人が大半だと思うので実物の写真を見てみましょう
これを
こうすると若干わかるかと思います
下のヒトデでみたいな奴が雌しべで先っぽのくびれの裏(内側)に柱頭があります
見難いけど丸で囲った突起ですね、この突起に
こんなかんじに傘に落っこちてる花粉を耳掃除とかに使う綿棒でこすりつけてやりましょう
2日か3日くらい5つある柱頭にそれぞれこすりつけるとうまくいくんじゃないかと思います
この時期に水がかかることは禁物なので雨にはかからないようにしてくだしあ
そうすれば花が枯れた頃には子房が膨らみ、秋ぐらいには種が取れると思います
たぶん
そろそろ暑くなってきて植物は育ってきますが
ぼくは暑いのが苦手なのでなんともいえないです
それはそれと新しいパソコンのThink Pad T440s が届きました
キーボードすごく打ちやすいです。液晶綺麗じゃないけど
今回はこんなもんで。それでは