食虫植物の植え替え方法
さて、今日は久しぶりに書きます
16日に東海食虫植物愛好会の集会があったのですが案の定いけませんでした
ピグミーモウセンゴケでも仕入れてこようと思っていたので悲しいです
では本題に入って、今日は食虫植物の植え替えの説明っぽいことを書きます
(・・・こんな若輩者のアドバイスなんぞいらんわなんて言わないでー泣いちゃうよー)
初めに
食虫植物といってもいろいろあるので種類によって植え替えも変わってくるんですが
今回は「サラセニア」「ハエトリソウ」「冬目を作るモウセンゴケ」を植え替えるとします
ほかにも同じ方法でできるのもあると思いますが僕が主にこれを育てているので
タイミング
植え替えのタイミングですが目安はいくつかあって
用土が古くなったり(ミズゴケなら長くても三年)
成長して鉢が小さくなったり(サラセニアだと大きくなると突然枯れるなんて話もあります)
時期は成長が鈍ってる休眠期、オーストラリア産とかじゃなければたいてい冬頃になります
冬の中でも2~3月が主流ですが僕は12月ごろにやることもあります
たぶん2~3月の方が冬の枯れる時期を乗り越えているので株分けするにしても安心ということでしょう
用意
基本的に土は乾燥ミズゴケが一番いい、扱いが楽です。ホームセンターで売っています、ランに使うやつです。生ミズゴケが手に入ったらベストです(通販とかにしか売ってない)
前日からバケツかなにかの容器に浸けておく必要があります。いざとなったらみずのなかで揉んで戻す方法がありますですが非常用
他にもピートモス&鹿沼土|赤玉土を使うこともできますがピートモスは水を弾いて水に戻すのが大変なので僕は種を撒くときくらいしか使いません。でも大量にできるので業者の方はこれでやってたりします
余談ですが冬に外で水仕事はやっぱり大変なのでラテックスグローブ(歯医者とかが使ってる白くて薄いゴム手袋、薬局とかで売ってる)を使うと案外暖かいしちゃんと細かい作業が出来ていいです
作業
はいそこ、絵心がないとか言わない
黒が鉢、ベージュがミズゴケ、緑が植物、茶色が根っこのあたりとおもってください
- 鉢から取り出す
ミズゴケなら簡単に土も取れると思いますがピートモスとかだとそうもいきません
ある程度手で優しく土を剥ぎ取ったあとに、蛇口から水を出しながら根っこを傷つけないようにほぐすように根についた土を落としていきます。バケツに水を貯めて洗うと土が飛び散らなくていいかもしれません
冬になって枯れた葉っぱは冬は断熱効果がありますが生育が始まる春前に切っておくと日当たりがよくなります - 株分け
大きくなって株が分かれていたらここで分けてもいいです
土を落とすと株が分かれているのがわかるみたいなこともありますが無理に分ける必要はありません
むしろ分けすぎても弱ってしまったり管理しきれなくなったりということもあります
分ける時はハサミなどは使わず、根を傷つけないように手でそっとわけてください - 植える
ミズゴケは繊維状なので普通の土のようにポットの植え替えをやるようにはいきません
まず、鉢の外側に絞ったミズゴケを大体ミズゴケ繊維一本~二本分くらいの壁を張り付けて、底だけは気持ち多めに置きます(図の左参照)
そして植物にも絞ったミズゴケを軽く巻きつけて鉢に入れます
そのままだと隙間が出来てしまったりするので軽くミズゴケをつめてやります
ミズゴケの繊維が鉢に対して縦になっているとベストですが深く考え過ぎるととっても時間がかかります(経験者は語る)
後は表面から見て根っこが見えないくらいで深すぎないように軽く整えればいいです
大体こんな感じになると思います(写真使い回しすみません)
さて、今日はこんな感じで調子のって書いてみました
遅れていたD.クロステロスティグマのムカゴがいつの間にか古くなってて焦る個の頃です
それではまた