開花&授粉 ピンギキュラ(ムシトリスミレ) エマルギナタ
はい、咲きました、咲きましたよピンギキュラ・エマルギナタ(Pinguicula.emarginata)さんが
この前言ってたやつです。いやーメキシカンピンギは綺麗ですねー
この種類は小型の方で小指の先位の大きさです
前育てて(枯らせた)エセリアナと比べてもだいぶ小さいです
そして模様が複雑
エセリアナは年明けくらいの時期に一週間くらい咲いてたんですがコイツはどうなんでしょうか
さて、栽培については前に書いたので今回は人工授粉について書こうと思います
こいつらモウセンゴケとかと違って自家受粉しないんですよ
これはメキシカンピンギの交配の時もやるんですがうちにはこれしかないので普通に人工授粉だけ
ムシトリスミレでもプリムリフロラとか系統の違うのはダメですがメキシコ産のムシトリスミレなら多分だいたい同じです
でました、例の汚い絵
左が断面、右が正面です。雌しべと雄しべの色は実際と違います、両方ともほとんど白です
めしべとおしべの根元の膨らみは子房で種になる部分です
濃い目の紫はちょっと適当になっていますがめしべの前についていて甲状腺のような形をした薄い膜です
これがなかなか厄介で受粉の邪魔をします
これをめくると腎臓型の雄しべが2つ付いていて開花二日目くらいに弾けるのでそれくらいに作業をします
ピンセットか爪楊枝とかでやるんですが雌しべは図よりも奥にあってすごくわかりにくいです
ちゃんとやる人は花びらを取り外してやるみたいですが僕はちょっと気が引けますね…
これでうまくいけば一ヶ月くらいで黒くてゴミみたいに小さい種が取れるはずです
さて今回はこんなもんで
お母上がが立腹なようで変な時間になりましたね