「異能バトルは日常系のなかで」 ラノベの紹介・感想
タイトル:異能バトルは日常系のなかで
レーベル:GA文庫
著者:望公太
評価:総合 8/10
ストーリー構成 7/10
終わり方 6/10
描写・テンポ 9/10
絵 7/10
10~8 優
7 良
6 可
5~2 不可
(1 ありえない)
ネタバレは差し障りのない程度にとどめます
総合…平均点ではなく全体のものです
ストーリー構成…全体の大まかな流れと世界観のわかりやすさについてです
終わり方…僕は終わり方を重視しているのであえて分けました続きものであってもあくまでその巻のみの評価です
描写・テンポ …主に狭い範囲の流れと読みやすさ、ダメなところのごまかしができているかです
絵…僕の好みとキャラの書き分け等
評価の点数目安を追加してみました。大学とかの基準っぽいですね
ここで紹介するラノベは基本的には新しく見つけたシリーズと気に入ってるシリーズの一巻だけ、つまりシリーズ紹介みたいにしようとさっき思ったんですがどうでしょうかね
というわけで今回は前に見つけて気にってるシリーズの紹介です。こういうのを順次紹介したい
特に今回は有望株です。いままで後にアニメ化する作品を初期から発掘してた僕が言うから間違いない(ドヤ
邪気眼男子高校生が部活仲間(女ばっか)と異能に目覚める日常系の話
元中二病でツッコミ担当というのが主流の主流ですがこの作品の場合はメインヒロインがその役割を担っています。そのため感情移入する対象としての主人公ではなく読者が客観的に見ることになるタイプになるのが特徴です。
ラブコメものなので登場人物が女だらけなのですが、最近出てきにくくなっている、出ても申し訳程度になりがちな「主人公の男友達」ポジションではないですが、しっかり出てくる男キャラがいるのはポイントが高いです。しっかりしたポジションで出てくる男キャラは好きです
あと、ジョジョが多いですがパロディネタもそれなりにあります
ストーリー構成は、日常系だけあって比較的盛り上がりに欠けますが背景や状況、キャラ立ちもしっかりしているので読みやすいです。ラブコメもの鉄則として主人公がやればできるタイプを演出する必要があるために中盤から終盤にかけてそういう場面もありますが「厨二に関する見解」なのでその点も面白いし、強力な能力をサラっと無駄使いしているのも厨二病を扱う上でいい働きをしています
終わり方は割となし崩し的になっているのですが日常系というフォーマットなので自然に区切りが付けやすく、突然何かが飛び出してきても違和感なくはいりこめるのでこれはジャンルの特性かと思います
描写・テンポは、主人公がボケでヒロインがツッコミというよくあるパターンとは逆ですが厨二病的な流れのボケとそれをうまく周りがとっちめる(?)ことによっていいながれがつくれていると思います。
絵は線がはっきりしていて見やすく、それなりに安定していていいです。見る人が見るとわかるんですがほかの作品と顔が似ているのはしょうがないんじゃないかなーと
総合的には中二病なのに能力を持っているために微妙に説得力のあるボケと共感で流れが作れていて、かつしっかりしたポリシーとそれを語れる男キャラがいるのはポイント高いです
こういう発掘品は早めに紹介しないと新鮮味がなくてつまらなくなってしまうのですがこんかいはまさにそれです。一巻しか出てない時から読んでたんですがコミカライズ、ドラマCD化と順調に来ているので一年以内くらいにはアニメ化しそうですね
一巻か二巻が出た頃は三巻打ち切りにひやひやしながらできていいですしアニメ化されたりするとちょっと寂しかったりもします。それが楽しくてラノベ読んでるのもあったりします。はたらく魔王さまだったり機巧少女だったりデートアライブだったりもそうだったんですがもうここでは紹介できないですね。一期アニメ化すると新鮮さが下がるのは致し方ないことです
ラノベ紹介の書くネタは底をつきにくい上に書きやすいのでこの自己満足のためのぶろぐにピッタリなのでこれからもじゃんじゃん書いていきたいです
今回はこの辺にしておきます