イギリス空軍博物館(RAF Museum)に行ってきた
8月末にイギリスのロンドンの郊外にある「イギリス空軍博物館(Royal Air Force Museum)」に行ってきました
ロンドン館とコスフォード館があるうちのロンドン館の方です
ツアーでの自由時間(と大英博物館をつぶして)を使って行ってきたわけです(その後大英博物館にもちゃんと行きました)
まず行き方ですが
地下鉄を使うわけですが結構親切です、券売機は日本語表示もあるし、構内の看板はしっかりしてるから乗り換えも簡単だし、路線ごとに停車駅が看板に書いてあるので乗り間違えもまずないと思います
海外の交通機関だと時間通りに来ないと言われますが、通常の運行であれば最長でも十分くらいまてば来ます。しっかりした時刻表も公表されていない(?)みたいな書き込みも見かけました。でも運休、工事、ストの情報は気をつけたほうがいいかもしれません
こんなかんじの構内でどこ行きの電車があと何分でくるよーって書いてある掲示板があります。日本の電車と同じで方面と路線ごとにホームが分かれています
地下鉄駅のcolindale(コリンデール)駅で降ります。地下鉄と言いつつ地上駅です
出口を出てただひたすら左に歩いて行くと到着です。一本道なので間違えという方が難しいです
ところどころで看板とかもあります
ということで博物館です
一番初めにこれが見えて
正面
もう入り口から飛行機とミサイルが見えてます
飛行機の方はホーカー・シドレー ハンターですが僕がイギリス滞在中にエアショーの事故で墜落した機種と同じでした
堂々とお出迎え
そして入り口から入ってちょっと行くと「Milestones of Flight Hall」です
日曜日なのでそれなりに人がいました
もうみっちりぎっちりところ狭しとおいてあります
他の館は日光が入ってないところが殆どでちょっと暗いんですがここは明るいです
ユーロファイター タイフーンです。エアインテークのアップみたいな変な写真ばっかり量産してたら全体のいいアングルが撮れてなかった・・・・・・
この数日前にエジンバラでミリタリー・タトゥーを見たのですが開始と同時に二機のタイフーンが上空を低空で飛行していったのは圧巻でした
他にも
F-35(テスト用の実機!)とエアインテーク(塞がれてる)と光学センサ(たぶん)
これでもかってくらいステルス機感満載でいいです。ちょっと太ってるのもかわいい
Me262のフラップエルロン前縁スラット
胴体形状も面白いし翼周りも見てて飽きないです
全体像の写真だけでなく、細かいところまでじっくり見れるのがこういう博物館のいいところですね
「Milestones of Flight Hall」には他にP-51Dマスタングソッピース・キャメル、モスキートもあります
次は渡り廊下を歩いて「Bomber Hall」です
ここからは日が差し込まない建物なので薄暗いです
この博物館はもう色々な型のスピットファイアが展示されています
イギリスと言えばスピットファイア!
B-24リベレーターです。アングルが悪い・・・・・・
この飛行艇みたいな形いいですよね。ぼくはすきです
ところどころ爆弾とかおいてあります
シェルのドラム缶
十一トン爆弾「グランドスラム」
撃墜されたハンドレーページ ハリファックス このままてんじするのか・・・・・・
ランカスターです 男らいしい機首がいいです
ドイツの工業地帯絶対殺すマン
B-17Gです。フライングフォートレスって名前カッコイイよね
B-17といえばメンフィス・ベルって言う映画があるんですがおすすめです
この圧倒的包容力は圧巻でした。地の金属色に赤の塗装もいい
G型の機首機銃もb-17のなかで最高
アブロ バルカンです
でかい
とにかくおおきいです。さすが戦略爆撃機
圧倒的翼面積のデルタ翼
翼の下に入れるのですが屋根のようで安心感すら覚えます
爆弾倉の中にディスプレイがありました。粋だ・・・・・・
Fw-190です
このTheドイツ機!と言った感じの塗装に緑のハートがイカします
欧米機はマーキングが多彩なのも見てて面白い
次はなんだかんだで「Historic Hangars」です
ひとつ前の「Bomber Hall」と半分くらいつながっています境目ではこのように
イギリス空軍のWWⅡ功労機が今は向き合って余生を過ごしています
夜はトイ・ストーリーよろしく昔話してるのかなーとか考えるとたのしくなってきますね
エンジンが見えるようになっています
そして「Historic Hangars」には二機のスピットファイアがあるのだ!
珍しい五枚プロペラに計四本の飛び出た機関砲があまりにもカッコイイ
でも柱がすごく邪魔なのだ・・・・・・
カーチス・キティホークMkIV、要はP-40ウォーホーク
やっぱりこいつといえばシャークマウスの塗装が似合う
顎のところって3分割されてるんですね
F-4ファントムです
日本にも配備されてますがいつまで頑張るんでしょうね・・・・・・
座席が至近で見えるように足場があります
艦載機型なので翼端がおりたたまれています
端っこのほうに工具とか文房具とかで出来たタイフーンがおいてありました
とてもかっこいい
それにしてもケースのフレームはもう少し目立たなくできなかったのだろうか
P-47 サンダーボルトです
この力強いフォルムは圧倒されます
横から見ると太いですが下から見ると結構細いのでFw190と間違えられたなんて話もありますが
このたまご形のエンジンカウル、下の部分に隙間がありますね、オイルクーラーにでもなっているのだろうか・・・・・・
この異様なフォルム、間違いなくイングリッシュ・エレクトリック ライトニングです
子持ちししゃものような胴体に縦に並んだ双発エンジン、翼面上の増槽。後退矩形翼じみたデルタ翼が見にくいのはちょっとざんねんです
レッドトップ空対空ミサイルが装備されているのもカッコイイです。カメラ部分いいですね
「Historic Hangars」にはカフェがあるのでそこで航空機に囲まれて休憩したりできます
最後に「Battle of Britain Hall」です。この館は一旦「Historic Hangars」を土産屋から一旦出て外に出て行く必要があります
・・・・・・立派な銃塔ですね。ライトニングに続き英国ネタ枠兵器通称英国面です
せめて機首機銃くらい付けられなかったのかと思います
でもフォルムはけっこうすき
ザ・ドイツ機、Bf109Gです
塗装もこれぞ!という機首が黄色で灰色斑点迷彩タイプ。僕は嬉しいよ・・・・・・
スピナーのメカメカしさが愛おしくもカッコイイ。ため息が漏れます
Bf110G、双発戦闘機です、最終的には夜間戦闘機に
この機首についたレーダーの野暮ったさがなんともいえないです
迷彩がスプレーでササッと書いた感じがあっておもしろい
すが近くにおいてあったエンジンですが、そこでおじいちゃんが息子と孫らしき人にドイツ語(多分)で話をしていました
何の話かはわかりませんでしたが、どこの国でも戦争の話は語り継ぐのかなーと一人しんみりしました
Ju87G-2シュトゥーカ スツーカですよスツーカ爆撃機!
ここは一人で盛り上がっていました。周りの人たちにドン引きされてたような気がしますが多分博物化に来てからずっとのような気がするので今更か・・・・・・
この野暮ったい単純フラップ、ロマンの塊逆ガル翼、スツーカらしい緑に黄色のアクセント、バルケンクロイツもたまりません
残念なことにG型でありながらガンポッドがなぜかないのは悲しいです、個人的にはダイブブレーキのほうが好きですが
脚のスパッツにシワが寄っていましたがあれは疲労か何かでしょうか
飛行艇ですよ!僕は飛行艇が好きです、海自のUS-2離着水動画をよくみてます
これがザブーンと着水すると思うと嬉しくなります
蝋人形が整備してたりしておもしろい
日本にも二式大艇が鹿児島の鹿屋基地にあるのでそっちも見に行きたいですね
中に入れます
やったね!
通路
尾部
上を見上げる窓
対潜爆弾とレール
「Battle of Britain Hall」にもカフェがあるのですが時間が遅くなってしまったので入れませんでした
他にも「Grahame-White Factory」という元整備工場の館があり、複葉機が展示されています。こちらは午前しか開いていない らしいです
こんな写真ばっかり撮っていたら全部で三百枚くらいになりました
今年の春に広島の大和ミュージアムにも行ったのですがそちらよりRAFMのほうが展示物との距離が近いです。数は比べ物にならない
もう色々と近くで見れます
結構な数のものが触れるくらいの距離にあって実際プロペラとかに触ってる人も多かったです(良い子のみんなは真似しちゃダメ)
日本には軍事系の博物館は収蔵数も限られているので外国に行くしかありません
僕も今度はコスフォード館やダックスフォード帝国戦争博物館にも行きたいですね
ミリタリーに興味のない人でも行って損はない場所ですし
興味のある人はロンドンにきたら多少無理してでも来る価値はあります
地下鉄も簡単な下調べさえしておけば安心して使えます
もし時間がない場合でも下記のURLを参考に見たいものだけピックアップしておけば相当な時間短縮になると思います
おまけ
お土産になるペニー硬貨潰し
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